こんにちは、トキシカです。
今回から複数回に分けて今株式市場で成功されている方を取り上げていきたいと思います。まずは、世界的に最も有名といっても過言ではないウォーレン・バフェット氏について学んでいきたいと思います。
雑誌『フォーブス』の世界長者番付で、毎年のように上位にランクインしている人だね。
取り上げる本は、『バフェットの教え見るだけノート』(監修:濱本明、出版:宝島社)です。この本の内容をぎゅぎゅ〜っと3つに要約し、株式市場で活躍されている方の思考を学んでいきましょう。
この本を読めば、長期にわたり株式市場で結果を出し続ける方法がわかるかもしれません。
-本の目次-
Chapter1 バフェット流・投資の哲学
Chapter2 功を奏するのは長期的な視点
Chapter3 大切なのは人に投資すること
Chapter4 バフェットが教える投資の心得①
Chapter5 バフェットが教える投資の心得②
Chapter6 情報を正確に分析する
Chapter7 自分のルールを忠実に守る
Chapter8 お金儲けよりも大切なこと
目次
そもそもバフェットって誰?
1930年8月30日、アメリカ・ネブライカ州オマハで生まれました。幼い頃からビジネスに興味を持ち、11歳で初めて株式投資を経験しています。一般的な投資とは対照的に、企業と長期的に取引する手法などを用いた投資で知られ、「オマハの賢人」と呼ばれることも。数多くの投資実績を持つとともに、慈善事業を積極的に行うなど人格者であることから、世界中の投資家に尊敬されてきました。現在の総資産は約1,180億ドルにももぼるといわれ、世界で最も活躍する投資家の一人です。
なお、彼に最も影響を与えた人物としてベン・グレアムがおり、バフェットの投資の基礎にはグレアムの教えがあります。
要約①:投資は「長期」が原則
株式投資は原則として、一度買ったら長期にわたり持ち続けること(バイ・アンド・ホールド)がバフェット流です。事業内容および経営陣が優秀な企業であれば、企業は長期にわたって成長することができるという考えから、これ!と決めた株は10年20年は平気で保有します。そうすることにより、日々の株価の変動に一喜一憂することがなくなり精神的安定を維持できます。
要約②:投資は「集中」が原則
「良い企業」と判断した場合には、集中して資金を投入するのがバフェット流です。なお、「良い企業」とは経営陣および事業内容が優秀な企業のことをいいます。これは、彼の師であるグレアムの考え(=分散)とは大きく異なる点です。
要約③:徹底的に企業を知れ
これは①および②を行うために必要なことです。むしろこの工程をサボると、①②の原則を守ることができなくなります。まず彼の前提として、「良い企業は少ない」かつ「自分が理解していないものには投資はしない」というものがあります。良い企業を見つけるために企業を深く理解し、深く理解していれば自ずと投資する企業は絞られ、結果として集中投資になるのだと理解しました。
ではどのように情報収集しているのか。それは、①知識としての情報②経験としての情報です。②はわかりやすいですよね。企業が提供しているサービスを実際に自分で体験してみることで活字だけでは分からない微細な情報や顧客の反応を入手することができます。気になるのは①の方。バフェットは「年次報告書」をよく読み込んでいます。ここで「年次報告書」とは日本で言うところの「有価証券報告書」です。当該報告書には企業の姿勢がよく反映させるといい、他者が理解しやすいような表現で書かれていない会社には投資しないという趣旨の発言もしています。有価証券報告書は「EDINET」(金融庁)と言うサイトから閲覧できるので興味のある方は是非一度ご覧ください。なぜ当期は利益が増えたのか(減ったのか)、今後の経営方針はどのようなものかといったことが書かれていますので興味深いと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか?その道の成功者の考えを知ることで、今後の情報の取捨選択の方針がうっすらと見えてきたのではないでしょうか。長期・分散投資を前提とすれば例えば、FXやデイトレードといった短期利益目的の投資手法は自然と除外されるのかも知れません。情報に振り回されないために自分の考えに原理原則を持つことが重要だと感じました。
それではまた次回お会いしましょう。
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